




第1章 Accessでバーコードを利用するメリット
1:Accessを使うとこんなバーコードが作成できる!| 2:Excelとの違いとAccessでバーコードを作成するメリット|2:Excelとの違いとAccessでバーコードを作成するメリット
通常、Excelにはバーコードを作成するための機能が用意されていないために、バーコードを作成するには専用のソフトウェアやバーコード用フォントを使うなどの工夫が必要です(Excelでバーコードを作成する方法の詳細は「BARCODE HANDBOOK 2 バーコード活用編」を参照)。しかし、Accessの場合は前項のサンプルのように、Excelでは表現できなかった多彩なバリエーションのバーコードを作成することが可能になります。
「バーコードの作成」というテーマでAccessとExcelを比較すると、両者には次のような違いがあります。
◎バーコード作成におけるAccessとExcelの違い
| 比較項目 | Excel | Access |
|---|---|---|
| 導入のしやすさ | ×(バーコード用フォントまたは専用のソフトウェアが必要) | ◎(バーコード作成ツールが標準で用意されている) |
| 利用可能なバーコード | △(個々のソフトウェアに依存する) | ○(主要なバーコードが利用可能) |
| カスタマイズの柔軟性 | △(個々のソフトウェアに依存する) | ○(外観を自由に変更可能) |
| レイアウトの柔軟性 | △(自由な位置に配置しにくい) | ◎(自由な位置に配置できる) |
◆Accessでバーコードを利用するメリット
上記の「違い」から見てもわかるように、Accessでバーコードを作成する場合は、次のようなメリットがあると言えるでしょう。
★導入が簡単
バーコード用フォントやバーコード作成用ソフトなどの外部ツールを使わなくても、アプリケーションに標準で用意されている機能でバーコードの表示や印刷を行うことができます。
★主要なバーコードがサポートされている
JAN・NW-7・UPC・CODE39・CODE128やISBN・POSなどの幅広いコードに対応しているので、用途に合わせたバーコードを柔軟に作成できます。
★カスタマイズしやすい
バーコードの太さ、向き、データの修正など、ユーザーのニーズに合わせて印刷形式を自由にカスタマイズできます。
★自由なレイアウトで印刷できる
Excelを使って作成したバーコードの場合は印刷可能なレイアウトが限られているために自由な配置で印刷することが難しい面があります。しかし、Accessの場合は強力なレポート作成機能を使って、ユーザーがバーコードの位置やサイズなどを自由に配置して印刷することができます。





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