






第6章 技術解説
1:バーコードキャラクタ|2:マルチレベル系バーコード(JAN)|3:マルチレベル系バーコード(CODE128)4:バーコードを読み取る仕組み|5:PCS値
1:バーコードキャラクタ
バーコードは、バーコードキャラクタの組み合わせにより表されます。このキャラクタは各コードによって構成が異なります。
■独立コード系と連続コード系
バーコドは、キャラクタとキャラクタの間に、キャラクタギャップと呼ばれるスペース部分があるか否かにより、独立コード系と連続コード系の2種類に分類できます。独立コード系(ディスクリートコード系)は、キャラクタギャップのあるコードです。CODE39,NM−7なとが代表的なコードです。連続コード系は、キャラクタギャップのないコードです。JAN,UPC,CODE128,ITFが連続コード系になります。これらのコードは、キャラクタ間ギャップがないぶん印字密度が高くなります。

■2値レベル系とマルチレベル系コード
バーコドシンボルのキャラクタが、太バーと細バーの2種類の幅のバーで構成されているコードを2種類レベル系バーコードといいます。また、キャラクタが基本モジュールもしくは、細バーを定数培して太さのバーで構成されているコードを、マルチレベル系バーコードといいます。
バーコードの分類
| 2値レベル | マルチレベル | |
| 独立 | CODE39 NW−7(CODABAR) |
|
| 連続 | ITF | JAN/EAN CODE128 CODE93 |
■2値レベル系バーコード
1.ITF
1キャラクタは細バー3本、太バー2本の計2本で構成されています。それぞれのキャラクタは黒のみまたはは白のみの5本で構成され、隣り合うキャラクタのバーが順に入り込みあってバーコードを形成します。従ってキャラクタギャップはなく、データは必ず偶数でなければなりません。細バーと太バーの比率は1:25以上です。スタートとストップ専用のコードがあります。スタートコードの前とストップコードの後ろには余白部として1キャラクタ分以上のスーペースが必要です。

ITFのバーコードパターン

2.CODE39
1キャラクタは細バー6本、太バー3本の計9本で構成されています。細バーと太バーの比率は1:25以上です。スペースコードの後ろには、余白部として1キャラクタ分以上のスペースが必要です。キャラクタとキャラクタの間には、細バーの幅以上のキャラクタギャップが必要です。

CODE39のバーコードパターン

3.NW−7(CODABAR)
細バーと太バー合わせて7本で構成されています。数字と一部特殊記号は細バー5本、太バー2本で構成されており、その他は細バー4本、太バー3本で構成されています。細バーと太ばーとの比率は1:25以上です。スタートとストップコード通常A,B,C,Dのアルファベットコードを使用しています。スタートコードの前とストップコードの後ろには、余白部として1キャラクタ分以上のスーペースが必要です。キャラクタとキャラクタとの間には、細バーの幅以上のキャラクタギャップが必要です。





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