第4章 ユーザープログラム
4−1 ユーザープログラム
- RSエントリー1は、標準状態でターミナルとして動作しますが、ユーザー自身がプログラムを作成してRSエントリー1に実行させる事も可能です。
ユーザープログラムはアセンブラ言語で作成しますが、LCD表示やキー入力コントロールが簡易化できるシステムコールが準備されています。
システムコールは、レジスタに必要なパラメータをセットして100Hをコールするだけです。
作成したプログラムには、以下2通りの実行方法があります。
- 1.ホストよりダウンロードする方法
アセンブラプログラムを作成して、アセンブルされたオブジェクトをリンクし、作成されたHEXデータをホストから、RSエントリー1にダウンロードした後に実行させます。
2.ROMに書込む方法
作成したプログラムをROMライターを用いて、ROMに書込んでRSエントリー1内の拡張ROMソケットに実装します。
システムROM内の一部を利用することも可能です。
- RSエントリー1では、ユーザーが利用できるメモリ・バンク0(16KB RAMエリア)を標準で準備していますが、最大64KBの合計5バンクまで拡張可能です。
(拡張RAMメモリについては、工場出荷時のオプションとなります。)
本章では以下の開発環境を前提に、ユーザープログラム作成の実例を示しながら手順を解説します。
|
品 名 |
メーカー |
| 1.ターゲット |
RSエントリー1 |
株式会社テクニカル |
| 2.オプション |
電源供給セット |
株式会社テクニカル |
| 3.ホスト |
PC9801DS21 |
日本電気(株) |
| 4.OS |
MS−DOS 3.3 C |
マイクロソフト(株) |
| 5.エディタ |
MIFES |
メガソフト(株) |
| 6.アセンブラ |
PROASMU |
岩崎技研工業(株) |
| 7.ROMライタ |
Pecker−11 |
アバールデータ(株) |
*7については、ユーザープログラムをROM化する際に必要です。
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