◆コマンドリファレンス・汎用コマンド
- ■00H エントリー1 イニシャライズ
- [機 能] エントリー1を初期化します。
[コマンド] 1BH 00H 00H
[解 説] エントリー1に設定されている機能やデータを
全て初期化します。
バックアップモードがOFFの状態での、電源投入時と同じ状態で各機能は初期設定値になります。
機能グループ毎に初期化を行うことも可能です。
<参 照> バックアップモード
LCDイニシャライズ
キーイニシャライズ
- ■01H ブザー発鳴
- [機 能] エントリー1の内蔵ブザーを鳴らします。
[コマンド] 1BH 01H P1
P1・・・ブザー発鳴
00H :ブザー発鳴停止
01H〜FEH:定時間ブザー発鳴
FFH :ブザー発鳴開始
[解 説]
エントリー1内蔵のブザーを発鳴します。
またP1に01HからFEHを設定することにより、ブザーを指定した時間だけ発鳴させることができます。
ブザー音長は、P1で指定し、最小0.02秒から最大5.10秒まで、0.02秒単位で設定できます。
P1 ブザー発鳴時間
01H・・・・・・・・・0.02秒
02H・・・・・・・・・0.04秒
03H・・・・・・・・・0.06秒
・ ・
・ ・
・ ・
FEH・・・・・・・・・5.10秒
ブザー音発生中にブザー停止コマンドを送信すると、ブザー音は停止します。
<ご注意>
FFHのブザー発鳴開始は、00Hのブザー発鳴停止コマンド
またはエントリー1のキー入力があると停止します。
- ■02H キークリック音長設定
- [機 能]
エントリー1キー押下時のクリック音長(ブザー音)を設定します。
[コマンド] 1BH 02H P1
P1・・・クリック音長時間
00H :クリック音無し
01H〜FFH:指定時間のクリック音
[解 説]
エントリー1のキー押下時のクリック長を設定します。
P1の値によって無音から、最大5.12秒まで設定可能です。
クリック音有りを設定する場合には、最小0.02秒から最大5.12秒まで0.02秒毎に設定可能です。
P1 ブザー発鳴時間
01H・・・・・・・・・0.02秒
02H・・・・・・・・・0.04秒
03H・・・・・・・・・0.06秒
・ ・
・ ・
・ ・
FFH・・・・・・・・・5.12秒
<初期値>
初期設定値として01H(0.02秒)が設定されています。
- ■03H バックアップモード
- [機 能]
エントリー1電源切断時における、ユーザー設定値のバックアップ(保持)状態を設定します。
[コマンド] 1BH 03H P1
P1・・・バックアップモード
00H:OFF(初期設定値を使用)
01H:ON (ユーザー設定値を使用)
[解 説]
本コマンドにより、使用設定状態やデータを保持します。
毎回使用するデータは、このコマンドを設定すると、電源切断時から約10日間データをバックアップします。
保持内容は、LCD仮想画面、表示画面、キーコンデータ、キーマクロデータ、ユーザーキャラクタ、エコーバックデータです。
<ご注意 >
バックアップ期間は8時間フル充電した時の目安であり、保証値ではありません。温度等の環境条件や製品の老朽化により、バックアップ期間が短くなる場合もありますのでご注意ください。
本設定の変更は、ユーザーサービス機能で行なうことも可能ですが、ヘルプ機能で変更した場合は、ヘルプ機能終了時から有効になります。
<初期値>
初期設定値として00H(バックアップOFF)が設定されています。
<参 照 > ユーザーサービス機能概要
- ■04H ヘッダー設定
- [機 能]
送信データの先頭にヘッダー(識別子)を付加します。
[コマンド] 1BH 04H P1 D1・・・・・Dn
P1・・・ヘッダーデータ数
00H:ヘッダー無し
(ヘッダーデータの指定は必要ありません。)
01H〜FFH:
ヘッダーデータ長さ(バイト数)
D1・・・ヘッダーデータ
P1で指定した長さのデータを、
キーコードで指定してください。
<ご注意 >
P1で00H(ヘッダー無し)を選択した場合はヘッダーデータを指定する必要はありません。
<参 照> キーコード表
[解 説]
パケット転送モードもしくは、デリミタ転送モードにおいて機種選択されている方からの、キー入力データに本ヘッダーを付加して、PC本体に転送します。
<参 照> パケット転送モード
デリミタ転送モード
<初期値>
初期設定値として00H(ヘッダー無し)が設定されています。
- ■05H パケット転送モード
- [機 能] 指定したデータサイズにてキーデータを送信します。
[コマンド] 1BH 05H P1 P2
P1・・・機種選択
01H:フルキーボード
02H:エントリー1
03H:両方混在
P2・・・パケットサイズ
00H:通常転送モード
パケット転送モードを解除し、
通常転送モードにします。
01H〜7FH:パケット転送モード
最大パケットデータサイズは7FHです。
[解 説]
フルキーボードもしくは、エントリー1から入力されたキーデータを指定したデータサイズまでバッファリング(蓄積)してから一度にPCに送信します。機種選択でフルキーボード、もしくはエントリー1を選択した場合に、もう一方は通常の転送状態になります。
両方混在を指定した場合は、指定されたパケットサイズになるまで、フルキーボードとエントリー1の区別無しにキー入力データをバッファリングします。
<ご注意>
1.フルキーボードとエントリー1に、それぞれ別のパケット
サイズを設定することはできません。
2.デリミタ転送モードとパケット転送モードの同時選択は
できません。
<初期値> 通常転送モードが設定されています。
- ■06H デリミタ転送モード
- [機 能] 指定したキーの押下でPCへデータを送信します。
[コマンド] 1BH 06H P1 P2
P1・・・機種選択
01H:フルキーボード
02H:エントリー1
03H:両方混在
P2・・・デリミタキーの指定
<参 照> キーコード表
[解 説]
フルキーボードもしくは、エントリー1から入力されたキーデータをPCに送信するデリミタキーを指定します。
デリミタキーが押されるまでのデータは、エントリー1内にバッファリング(蓄積)されます。機種選択でフルキーボード、もしくはエントリー1を選択した場合に、もう一方は通常の転送状態になります。
両方混在を指定した場合は、いずれかのデリミタキー入力でデータ転送を行ないそれまではフルキーボードとエントリー1の区別無しに、キー入力データをバッファリングします。
本モードを解除して、通常の転送モードに切換えたい場合にはパケット転送モードのコマンドを利用して、P2のパケットサイズを00H (通常転送モード)にしてください。
<ご注意>
1.フルキーボードとエントリー1に、それぞれ別のデリミタを設定することはできません。
2.パケット転送モードとデリミタ転送モードの同時選択は
できません。
- ■07H ディレイタイム設定
- [機 能]
PCへのデータ送信にディレイ(送信待ち時間)を入れます。
[コマンド] 1BH 07H P1
P1・・・ディレイタイム
00H〜FFH
[解 説]
エントリー1から入力されたデータを、PC送信する各データ間に待ち時間を入れます。PCに転送するデータ量が多い場合やPCでの処理に時間がかかる場合に利用します。ディレイタイムは、最小0秒(ディレイ無し)から最大5.12秒まで、0.02秒単位に設定できます。
P1 ディレイタイム
00H ・・・・・・・・0.00秒(ディレイ無し)
01H ・・・・・・・・0.02秒
02H ・・・・・・・・0.04秒
・ ・
・ ・
FFH ・・・・・・・・5.12秒
エントリー1では、キー入力をバッファリングしています。
バッファフルになるとキーボードからのデータ入力を無視します。
<ご注意 >
デリミタ転送モードもしくはパケット転送モードで機種選択がされている場合には、選択されている機種からのキー入力データにのみディレイをかけて、PCにデータを転送します。
<初期値>
初期設定値として00H(ディレイ無し)が設定されています。
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