◆F2 キーコンデータ設定
キーコンとは、キーコードコンバートを意味します。
フルキーボードから入力されたデータを、他のデータにコンバート(変換)してPCに出力します。
この機能を利用して、フルキーボードのキー配列を自由に変更することや1つのキー入力を複数のキーコードに変更することも可能です。
この機能には8種類のトリガー条件があり、特殊キーの押下状態の組合せで1キーにつき8パターンのコンバートが設定可能です。また、1キーのコンバートは、最大15ストロークの入力が可能です。
例えば・・・
カナキーの押下状態の時にのみ、自分で考えたローマ字配列にする。
CAPS+SHIFTキーの押下状態の時にのみ、10キーの押下でコマンドを発行する。
など、自由に幅広くお使い頂けます。
<ご注意> 本機能を利用するには、エントリー1がシリアル接続状態に
されていることが条件となります。
<参照> シリアル接続
● トリガー条件一覧
1.ノーマル 特殊キー押下のない状態で有効
2.シフト シフトキーの押下時に有効
3.CAPS CAPSキーの押下時に有効
4.CAPS+シフト CAPS+シフトキーの押下時に有効
5.カナ カナキーの押下時に有効
6.カナ+シフト カナ+シフトキーの押下時に有効
7.GRPH GRPHキーの押下時に有効
8.CTRL CTRLキーの押下時に有効
● キーコンデータ設定手順
1.特殊キー解除
フルキー入力は、フルキーボードの全特殊キーを解除してから始めてください。
特殊キーは、以下の通りです。
SHIFT
CAPS
カナ
GRPH
CTRL
2. トリガー条件選択
トリガー条件の選択をします。
↑↓キーでメニューをスクロールさせ、数字キーもしくはリターンキーにて選択します。
(選択されたトリガー条件の時に、コンバートされます。)
3.フルキー入力
フルキーボードからのコンバートされる文字のキー入力待ち画面になります。
KEY INPUT(max15)
& ENTRY RETkey
この状態で、登録する文字(文字列)をフルキーボードから入力します。
入力が終了したら、エントリー1のリターンキーを押下します。
<ご注意>
1.特殊キーの押下と解除は、各々1ストロークになります。
2.最大キー押下数は、ストローク数で文字数ではありません。
3.入力中の特殊キーの押下は、全て解除してから
終了してください。
4.キー指定
3で登録された文字(文字列)を設定するキー入力待ち画面になります。
PUSH setkey
(Full keyBoard)
この状態で、フルキーボード上の設定するキーを押下します。
フルキーボード上であれば、どのキーでも設定可能です。
5.設定終了(設定続行)
Set another key?
Yes:1 No:0
Yes:1 他のキーコンデータの設定を行なう場合
フルキー入力待ち画面に戻ります。
No :0 設定を終了する場合
ユーザーサービスメニューに戻ります。
<ご注意> 本設定は、ユーザーサービス中においては動作しません。
● キーコンデータの設定例
キーコンデータのトリガー条件としてシフトを選択し、ESCキーに文字列
「ENTRY−1」を登録してみます。
フルキーボードの特殊キーを解除してください。
エントリー1のHELPを押下して、ユーザーサービス機能のメニューを表 示させてください。
F・2:キーコンセットにカーソルを合せてRETを押下してください。
・トリガー条件の選択画面になります。
2.キーコンシフトにカーソルを合わせてRETを押下してください。
・フルキーボードからの入力待ち画面になります。
フルキーボードの CAPSを押下してください。
・英大文字モードにします。
ENTRY-1と続けて入力してください。
エントリー1のRETを押下してください。
・入力を終了して、セットするキーの入力待ち画面になります。
フルキーボードのESCを押下してください。
・「ENTRY−1」の文字列をESCキーに設定します。
エントリー1の0を押下してください。
・0で設定の終了です。
最初のユーザーサービスメニューに戻ります。
エントリー1のHELPを押下してください。
・ユーザーサービス機能を終了します。
フルキーボード上で SHIFTと同時にESCを押下してみます。(実行)
・PCの画面上に「ENTRY−1」と表示されます。
*SHIFTが押下されていない状態の場合は、通常のESCキーとして動作します。
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